オロナインで本当に毛穴がキレイになるのか?デメリットはないの?

鼻の毛穴の黒ずみや角栓、汚れが、お馴染みのオロナインでごっそり取れるのをご存知ですか?

オロナインで鼻パックすると、鼻の毛穴の黒ずみや角栓、汚れがキレイになるようです。

これがSNSをはじめとする、ネットで話題の「オロナイン鼻パック」です。

オロナインは、ニキビやあかぎれなどの医薬品として有名ですが、鼻の毛穴にも効果があるのでしょうか?

そして、オロナインを鼻の毛穴ケアに使用することにデメリットはないのでしょうか?

今回は、そんなオロナインを鼻の毛穴ケアに使用することについて検証したいと思います。

オロナインは、どんな医薬品なのか?

大塚製薬が販売する市販薬 (OTC) で、正式名称は「オロナインH軟膏」です。

ドラックストアなどで気軽に買えますが、分類は医薬品で化膿性疾患用薬になります。

オロナインの歴史は古く、1953年に発売され、すでに65年以上も続くロングセラー商品です。

既に発売から半世紀以上も経っているオロナイン軟膏ですが、発売当初からデザイン的にはあまり変わっていません。それは大塚製薬の発売当初のイメージを守り続けるというスタンスからのようです。

製品名は発売当初の「オロナイン軟膏」から、1969年に「オロナインD軟膏」、1972年に現在の「オロナインH軟膏」に変わっています。

この製品名の変更は、主成分の違いによるもので「オロナインH軟膏」の「H」は、主成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩液の「ヘキシジン」に由来します。

オロナインの商品名の由来は、原材料メーカーの社名(アメリカのオロナイトケミカル社)からきています。

またオロナイン自体は、炭酸飲料のオロナミンCドリンクのブランド名のヒントにもなったようです。

オロナインとオロナミンCドリンクは、ともに大塚製薬の看板商品でもあります。

※主な出典元:大塚製薬HP「オロナインヒストリー」

オロナインは、どんな成分でできている?

オロナインH軟の有効成分は、製品名にも反映しているクロルヘキシジングルコン酸塩液です。殺菌・消毒薬として広く用いられている成分です。

有効成分をはじめ、オロナインH軟膏に入っている成分詳細はこちらになります。

■有効成分(1g中)

クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):10mg

 

■添加物

ラウロマクロゴール、ポリソルベート80、硫酸Al/K マクロゴール、グリセリン、オリブ油、ステアリルアルコール、サラシミツロウ、ワセリン、自己乳化型ステアリン酸グリセリル、香料、精製水

オロナインの効果・効能とは?

オロナインH軟膏は、赤ちゃんから大人まで使える医薬品です。

販売元の大塚製薬が、オロナインH軟膏の使用によって、効果や効能が期待できるとしている症状は以下になります。

■オロナインの効果・効能

にきび、吹出物、はたけ、やけど(かるいもの)、ひび、しもやけ、あかぎれ、きず、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも

主成分のクロルヘキシジングルコン酸塩が殺菌効果に優れており、おもに皮膚疾患や外傷治療薬として有効です。

殺菌消毒液(クロルヘキシジングルコン酸塩)で菌を殺菌し、さらに、傷口に菌が触れないように殺菌作用のある軟膏で保護することで、皮膚疾患や外傷治療に効果的なようです。

皮膚疾患や外傷治療に効果的ですが、ステロイド(副腎皮質ホルモン)は含有されていないようです。

また、皮膚疾患や外傷治療に有効としていますが、ただれ、かぶれなどの湿疹や、虫さされについては、症状が悪化したり、副作用が起こる可能性があるため、使用を推奨していません。

さらに、医薬品であり化粧品ではないので、メイクの下地として使用することもお勧めしてません。

オロナインは、鼻の毛穴に本当にいいのか?

オロナイン鼻パックは、SNSなどネットで、鼻の毛穴の黒ずみや角栓、汚れまでがごっそり取れると、口コミで人気です。

オロナインは、本当に鼻の毛穴に効果があり、いいのでしょうか?

話題のオロナイン鼻パックについて検証してみましょう。

話題のオロナイン鼻パックとは?

話題のオロナイン鼻パックとは、一体どんなものなのでしょうか?

オロナイン鼻パックのやり方

■準備するもの

・オロナインH軟膏 … 適量
・貼って剥がすタイプの鼻パックシート … 1枚
・洗顔料
・スキンケア(保湿用)

洗顔料もしくは、ぬるま湯で洗顔して、毛穴の角栓が気になる小鼻に、オロナインをたっぷり塗布します。

小鼻がオロナインで真っ白になるくらい塗るのが目安です。

そして、オロナイン塗布後10分経過したら、洗顔料をたっぷりの泡立て洗顔し、小鼻のオロナインを洗い流します。

次に、鼻パックシートを鼻に貼ります。

そして、製品記載の時間が経過したら、鼻パックシートをゆっくりと剥がします。

すると、鼻パックシートにごっそりと、鼻の毛穴の黒ずみや角栓、汚れがついているはずです!

通常通りのやり方でそのまま鼻パックシートをやるよりも、オロナインを塗布した後の方が、毛穴の黒ずみや角栓、汚れが多く取れ、毛穴の詰まりが解消するようです。

オロナイン鼻パックの後は、しっかりと化粧水を使用して保湿しましょう。

これがSNSなどで口コミで話題のオロナイン鼻パックです。

オロナインの主成分「クロルヘキシジングルコン酸塩」は、毛穴に効果的か?

一部のサイトでは、オロナインH軟膏の主成分「クロルヘキシジングルコン酸塩」が、毛穴の角栓や黒ずみ、汚れに効果があると書かれていますが、このクロルヘキシジングルコン酸塩の効果によって、鼻の毛穴の角栓がごっそり取れるわけではありません。

クロルヘキシジングルコン酸塩は、水溶性の化合物の生体消毒薬です。

つまり、人の身体に使用できる水溶性の消毒薬というこことです。ちなみに、人の身体に使用できない消毒薬を非生体消毒薬といいます。

特徴としては、皮膚に対してほとんど刺激がなく、臭気がほとんどありません。

また、クロルヘキシジングルコン酸塩を塗布した際に殺菌力を発揮するだけではなく、皮膚に残って持続的に抗菌作用を発揮します。

つまり、皮膚に対して持続効果高いため、手術時手洗いや、手術部位の皮膚や傷口にも使用されています。

日本では、基本的に粘膜への使用はできません。(医療的に結膜嚢への適用は可能ですが、制限があります。)

生体消毒薬で、ウイルスの一部には有効ですが、結核菌、多くのウイルス、芽胞には無効です。

黄色ブドウ球菌には、速効的な殺菌力はあまりありませんが、持続効果や静菌力においては優れているようです。

黄色ブドウ球菌は、皮膚に生息する悪玉菌の一種で、毒素を作り出し、炎症やかゆみを引き起こすので、アトピー性皮膚炎の発症の原因の一つであるといわれています。

肌が弱酸性の状態では活動がおとなしいですが、ひっかき傷や洗いすぎなどによって皮膚がアルカリ性に傾いていると、働きが活発になります。

ここまで書くと、クロルヘキシジングルコン酸塩を主成分としているオロナインH軟膏がアトピー性皮膚炎に効果的なような気がしますが、販売元の大塚製薬が、湿疹やかぶれに対する使用を控えるように注意事項で明記しているので、基本的にアトピー性皮膚炎での使用はおすすめしません。

また、肌のバリア機能は、皮膚に存在する常在菌のバランスによって保たれています。

常在菌には、美肌の元となる「表皮ブドウ球菌」や、ニキビの原因の「アクネ菌」、アトピーの原因の「黄色ブドウ球菌}などがあります。

悪玉菌であるブドウ球菌を殺菌してなくすということは、善玉菌である美肌の元の表皮ブドウ球菌も同じようになくしてしまうのです。

強い殺菌作用は皮膚の常在菌すべてを死滅させるため、肌のバリア機能も一緒に壊してしまい、結果的に肌荒れを招く可能性があります。

つまり、クロルヘキシジングルコン酸塩を主成分とするオロナインH軟膏は、適切な使用をしないと、肌荒れを招く原因にもなるということです。

※出典元:Y’s square(病院感染、院内感染対策学術情報 ヨシダ製薬)他

オロナインで、毛穴の詰まりが取れるのはなぜ?

先に、オロナインの主成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩の効果によって、鼻の毛穴の詰まりが取れるわけではないと説明しましたが、毛穴の詰まりが取れる理由は他の含有成分にあるのです。

オロナインでなく、ニベアであっても鼻パックシートの前に塗ることで、毛穴の黒ずみや角栓、汚れはごっそり取れるようです。

理由は、オロナインやニベアにも含まれる油分です。

オロナインには、オリブ油(オリーブオイルのこと。日本薬局方にある医薬品添加物の正式名称になります。)が含有されています。

このオリブ油の塗ることによって、毛穴の詰まり(黒ずみ、角栓、汚れ)がゆるみます

そして、毛穴の詰まりがゆるんだ状態で、鼻パックシートをすることで、そのまま何もしないで鼻パックシートするよりも、毛穴の詰まりが多く取れるのです。

オロナイン鼻パックで、毛穴の詰まりを取るのはいいのか?

そのまま何もしないで鼻パックシートするよりも、オロナインを塗ったあとに鼻パックシートをした方が、毛穴の黒ずみ、角栓、汚れがすっきり取れます。

しかし、そのオロナイン鼻パックは、本当に毛穴にいいのでしょうか?

まず、鼻パックで使用する貼って剥がすタイプの鼻パックシートが、肌の刺激になる問題があります。

貼って剥がすタイプの鼻パックシートは、毛穴の詰まりを取るには有効ですが、シートを剥がす際に表皮も一緒に剥がれてします。

皮膚への刺激が強く、角層が傷つくため、肌乾燥を招きます。

そして、毛穴の詰まりを一気に取るため、ぽっかりと毛穴が開いた状態になるため、毛穴の汚れや詰まりを繰り返すことになります。

さらに、オロナインを塗って鼻パックシートをすることで、より毛穴の詰まり(黒ずみ、角栓、汚れ)を取り過ぎるという問題があります。

毛穴の詰まりを一気に取り過ぎた状態は、そのまま毛穴が開いたままになります。

その状態では、毛穴は自然と閉じることはなく、ぽっかり開いたままの毛穴に再び皮脂や汚れが入り、詰まり毛穴を繰り返します。

つまり、オロナイン鼻パックをすることによって、そのときは毛穴の黒ずみや角栓、汚れがごっそり取れてキレイになったような気がしますが、再び毛穴の詰まりが繰り返されるという悪循環が起こるのです。

また、鼻パックシートによる肌刺激によって、角層の乱れが起き、肌乾燥などの肌トラブルを誘発する可能性があります。

それでは、毛穴の黒ずみや角栓、汚れなどの詰まりにはどのようなケアをしたらいいのでしょうか?

続いて、毛穴の詰まりの原因と正しいケア方法についてご紹介します。

鼻の毛穴の詰まり(黒ずみ、角栓、汚れ)の原因

実は、鼻の皮脂腺の数は、ボディの皮脂腺より数が多いのです。そのため、鼻の毛穴が目立ちやすいのです。

また毛穴の大小は遺伝で決まります。したがって、後天的に毛穴の大きさ自体を変えるとは難しいのです。

では、この鼻の毛穴の詰まりはなぜ起こるのでしょうか?

毛穴の詰まりは、古くなった角質や、余分に排出された皮脂、落としきれなかったメイク汚れなどが、開いた毛穴に残っている状態です。

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2017.10.07

この角質、皮脂、メイク汚れなどが毛穴に詰まった状態で酸化すると、黒ずんでしまい、毛穴の黒ずみとなります。

角栓は、皮脂腺から分泌された皮脂や周囲の角層が毛穴の中で固まり詰まった状態です。

それでは、この毛穴の黒ずみや角栓、汚れを解消し、予防するには、どうしたいいのでしょう?

鼻の毛穴の詰まり(黒ずみ、角栓、汚れ)の解消と予防方法は?

鼻の毛穴の詰まりの原因となる皮脂は、皮脂腺から毎日分泌されるものです。さらに、角栓はその皮脂が固まり、黒ずみは角栓が酸化してできます。メイク汚れも、毎日洗い残しによって蓄積します。

つまり、毛穴の詰まりケアには毎日のお手入れが一番効果的なのです。

そんな毛穴の詰まりを鼻パックシートで一気に解消しようと思うこと自体が間違いなのです。

それでは、毛穴の詰まりを解消し予防する毎日のお手入れとはなんでしょうか?

それは、やはり毎日の洗顔が基本です。

まずは、朝晩、洗顔料をたっぷり泡立て洗顔することが大切です。

毛穴の詰まりが気になる方は、しっとり系の洗顔ではなく、さっぱり系の洗顔を使用して、しっかり皮脂を落とした方がいいでしょう。

できれば、ピーリング剤や酵素洗顔、クレイ洗顔などを取り入れると、古い角質をはがれやすく分解する作用があり、毛穴の詰まりをおだやかに解消してくれます。

ピーリングも、鼻パックシート同様に、肌刺激が強そうに思いますが、フルーツ酸などのAHA配合のものを選ぶと、比較的、肌の刺激が少なく使いやすいです。

毛穴の詰まりは、皮脂だけでなく、周りの古い角質も一緒に落とすことがポイントです。

また、開いた毛穴には、ビタミンC誘導体を配合した美容液を使用すると、皮脂抑制効果もあり、毛穴の引き締めもできます。

さらにビタミンCには、コラーゲンを増やす効果もあるので、肌のハリや弾力をアップすることも期待できます。

このように、毛穴の詰まりを解消し予防するには、基本的には毎日の洗顔が重要です。

まずは、日々のお手入れをしっかり行うことから始めましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

毛穴悩みを抱えている30代元美容部員の肌美です♪ このブログでは毛穴ケアについて悩みを改善する方法を独自に調査&共有! 実際に私が気になる化粧品を購入し、独断と偏見ですが・・・レビューも書いています。同じ悩みを抱えている方!一緒にツルツル美肌を目指しましょう♪