しっかりメイクしたのに、時間が経つと小鼻の周りや鼻の下にファンデがたまったり、毛穴落ちしたり、Tゾーンがテカついてファンデがよれたり浮いてきたりしませんか?
せっかくキレイにメイクしても、ファンデーションが崩れて、汚くなってしまっては台無しですよね。
小鼻の周りや鼻の下、Tゾーンのファンデーションの崩れには、いくつかの共通の原因があります。
原因をしっかり把握して、原因に即した予防を行うことで、ファンデーションの持ちを良くして、汚くメイク崩れをすることを防ぐことができるんです。
それでは、小鼻や鼻の下にファンデがたまる原因と予防方法についてご紹介します。
目次
小鼻や鼻の下にファンデがたまる原因
小鼻の周りや鼻の下にファンデがたまったり、Tゾーンのファンデがよれたり崩れたりする原因は、おもに肌の水分量と油分量のバランスが悪い状態にあるからです。
肌の水分量と油分量のバランスが悪い状態とは、具体的にどのようなことなのでしょうか?
肌の水分量と油分量のバランスが悪い状態
肌の水分量と油分量のバランスが悪い状態にあると、小鼻や鼻の下、Tゾーンのファンデが崩れやすくなります。
肌の水分量と油分量のバランスが乱れた悪い状態とは、「肌の水分量不足」と「肌の油分量過多」のどちらかか、もしくは両方が起こっている状態のことです。
肌質やスキンケアやメイクの仕方によって、肌の水分量と油分量は変わってきます。
良かれと思ってしているスキンケアやメイクの仕方が、実は肌の水分量と油分量のバランスを乱している可能性があります。
そこで、自分の肌質やスキンケアやメイクの仕方が、肌の水分量と油分量のバランスを悪くしていないかチェックしてみましょう。
以下の「肌の水分量と油分量のバランス」チェック項目のどれかにあてはまる人は、肌の水分量と油分量のバランスが乱れている可能性があります。
また、どの項目にあてはまるかによって、水分量不足か油分量過多なのかがわかります。
① 乾燥肌、もしくは部分的にカサつきが出ることがある
② 小鼻の周りのファンデがポツポツと毛穴落ちすることがある
③ 化粧下地を使わずに、直接ファンデーションを塗っている
④ ファンデを塗った直後からよれたり、崩れたりする
⑤ スキンケアでは、乳液やクリームなどをたっぷり塗って保湿をしっかりしている
⑥ 朝の洗顔をしない、もしくは水洗いだけで済ます
⑦ オイリー肌、もしく小鼻や鼻の下、Tゾーンなどがテカることがある
⑧ 保湿力の高い化粧下地を使っている
⑨ 化粧下地を塗ったあと、すぐにファンデーションを塗っている
⑩ リキッドファンデーションを使っている
上記の項目にあてはまる数が多いほど、肌の水分量と油分量のバランスが悪くなっている可能性が高く、そのことが小鼻や鼻の下、Tゾーンのファンデの崩れを引き起こす原因になっています。
それでは、あてはまる項目別の原因をみていきましょう。
・③、④、⑤にあてはまる人 ・・・・・・・「水分量不足」かつ「油分量過多」の可能性があります。
・⑥、⑦、⑧、⑨、⑩にあてはまる人 ・・・・・・・「油分量過多」の可能性があります。
それでは、小鼻や鼻の下、Tゾーンのファンデの崩れを招く、肌の「水分量不足」やと「油分量過多」について詳しく解説していきます。
ファンデが崩れる原因:肌の「水分量不足」の場合

もともと乾燥肌の人や、季節や環境的要因によって部分的にカサついたり、肌乾燥を引き起こす人は、肌の水分量が不足しています。
また、小鼻の周りのファンデがポツポツと毛穴落ちすることがある人も、実は肌の水分量が不足して乾燥しているのです。
肌の水分量が不足し、肌が乾燥してしまうと肌の弾力が失われ、毛穴の凹みが目立つようになります。
さらに、乾いた皮膚が引っ張られ、毛穴の凹みが拡張し、より大きく目立つようになります。
そのように、肌の水分不足によって乾燥して大きく拡張した毛穴にファンデーションを塗ると、毛穴にファンデが入り込み、毛穴落ちというポツポツと汚く目立つ状態になってしまうのです。
また、肌の水分量が不足すると、肌を守るために、拡張された毛穴から過剰に皮脂が分泌されます。
過剰に分泌された皮脂によって、ファンデが流されて鼻の下にたまる原因になったり、小鼻やTゾーンのファンデがよれたり崩れたりしてしまうのです。
肌の「水分量の不足」は、毛穴の凹みや拡張を引き起こすだけでなく、毛穴からの過剰な皮脂分泌による「油分量過多」の状態も引き起こしてしまうことがあります。
ファンデが崩れる原因:肌の「油分量過多」の場合

肌の「油分量過多」が引き起こされる要因は大きく2つで、皮脂の過剰分泌と、スキンケアやメイク用品による過剰な油分です。
皮脂やスキンケアやメイク用品などの油分は、皮膚から水分が蒸発するのを防ぎ、表皮をなめらかに保つ働きがあります。
しかし、過剰に分泌された皮脂や、多すぎるスキンケアやメイク用品の油分は、ファンデのたまりやヨレなどの化粧崩れを引き起すのです。
皮脂の過剰分泌
小鼻の周りやTゾーンは、顔の中でも皮脂腺がより多く存在しているため、他の部位よりも多く皮脂が分泌されるため、最初にファンデがたまったり、ヨレたりなど、化粧崩れが起こってくるのです。
また、肌が乾燥していると、表皮を保護するために、毛穴から過剰な皮脂が分泌されてしまいます。
つまり、肌の「水分量不足」は、皮脂の過剰分泌を招き「油分量過多」も引き起こすのです。
オイリー肌で乾燥肌とは無縁と思っている人も、実は肌の水分量が不足していて、隠れ乾燥肌(インナードライ)の可能性もあるのです。
スキンケアやメイク用品の油分
スキンケアやメイク用品には、油分が含まれていて、その油分が多すぎることが、ファンデのたまりやヨレなどの化粧崩れの原因になっていることがあります。
とくに油分が多く含まれるスキンケアやメイク用品には、乳液、クリーム、保湿型の化粧下地、日焼け止め、リキッドファンデーション、CCクリーム、BBクリームなどがあります。
スキンケアやメイク用品の油分は、肌を保護する役割や、製品のテクスチャーを安定させるために必要ではありますが、皮脂とのバランスや、組み合わせるアイテムによって、油分が多すぎてしまうことがあります。
自分の肌状態やスキンケアやメイク用品の組み合わせを考えて使わないと、ファンデのたまりやヨレなどの化粧崩れの原因になってしまうので注意が必要です。
小鼻や鼻の下にファンデがたまるのを予防する方法
小鼻や鼻の下、Tゾーンのファンデの崩れを引き起こす原因は、おもに肌の水分量不足と油過多によるものですが、スキンケアのやり方や、使用するスキンケア・メイク用品を少し変えるだけで、簡単に予防することができます。
それでは具体的に小鼻や鼻の下にファンデがたまるのを予防する方法についてご紹介します。
過剰な皮脂分泌を抑える「朝の洗顔」

朝は顔が汚れていないので、洗顔は水で軽く洗うだけで大丈夫、なんて思っていませんか?
夜しっかり洗顔していても、寝ている間に毛穴から皮脂が分泌し、顔に寝具のほこりなどのが付いてしまうので、朝の顔も意外に皮脂や雑菌まみれで汚く、水洗いだけでは汚れを落としきることは難しいのです。
水洗いで落としきれなかった皮脂や汚れは、小鼻や鼻の下、Tゾーンのファンデの崩れを引き起こす原因になってしまいます。
朝もしっかりと洗顔料を使用して、たっぷりの泡で洗顔しましょう。
ファンデ持ちをよくする洗顔のポイント
化粧崩れを起こさずに、ファンデ持ちをよくする洗顔のポイントは「たっぷりの泡で洗い、ぬるま湯で洗い流す」ことです。
洗顔料はたっぷりと泡立てて、泡で包み込むように優しく洗いましょう。
すすぎのぬるま湯は、少しぬるいかなと思うくらいの30~35度くらいが適温です。
水温が高すぎると、皮脂を落とし過ぎてしまい、肌乾燥を招きます。
また水温が低すぎても、毛穴が閉じてしまい、皮脂や汚れを残してしまいます。
すすぎの水温が高すぎても低すぎても、最終的には皮脂の過剰分泌によって、小鼻や鼻の下、Tゾーンのファンデの崩れを引き起こす原因になってしまうので注意しましょう。
余計な油分を抑える「下地・ファンデーションの選び方」

下地やファンデーションの選び方によって、肌の油分量過多を引き起こしてしまうので注意が必要です。
CCクリームとBBクリーム使用について
まず、化粧下地を使わずにCCクリームやBBクリームを使用している人は、それが小鼻や鼻の下、Tゾーンのファンデの崩れを引き起こす原因になっている可能性があります。
実は、CCクリームやBBクリームは油分が多く含まれているので、化粧下地+ファンデを使用するよりも肌の油分量過多になりやすいのです。
オイリー肌の自覚がある方や、Tゾーンや小鼻の周りのテカリが気になる人は、CCクリームやBBクリームを使用するのをやめた方がいいでしょう。
化粧下地の選び方のポイント
化粧下地の選び方のポイントは、肌質や季節に合わせて選ぶようにしましょう。
オイリー肌の人や、テカリの気になる人、皮脂分泌の多い春夏などは、皮脂吸着型のサラッとしたタイプの化粧下地を使用すると、ファンデが崩れにくくなります。
また、乾燥肌の方はファンデのたまりが気になる小鼻の周りや鼻の下や、Tゾーンなど皮脂分泌の盛んな部位だけ、皮脂吸着型の化粧下地を使い、その他の乾燥の気になる部分には保湿型の化粧下地を使うなど、部分的に使い分けるとファンデが崩れにくく持ちが良くなります。
おすすめの皮脂吸着型の化粧下地
ソフィーナ プリマヴィスタ / 皮脂くずれ防止 化粧下地

出典:ソフィーナ公式サイト
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小鼻の周りや鼻の下、Tゾーンのファンデーションの崩れは、原因に即した予防を行うことが重要です。
ご自分のファンデーションの崩れの原因を把握して、しっかり予防していきましょう!